【いきさつ編】フランスでオトナの歯科矯正インビザラインにチャレンジ ①

美容

ボンジュールと書いて、こんにちは!パリ在住コトカチャレンジクラブのヒロミシュリンヌです。

海外に住んでいると、歯並び気になりますよね。45歳からパリで歯科矯正を始め、大満足している私が、経験と経過(未だ継続中)のお伝えしていきます。

フランスに住んでいる人だけではなく、オーバー45で歯科矯正を始めたいとお考えの方の、決断の決め手となるように解説していきます。

フランスでオトナ歯科矯正をするメリット

歯並びコンプレックス克服

フランスは子供の歯科矯正は公的医療保険対象なので、基本、皆歯並びは整っています。たま~に激しく歯並び悪いフランス人をみると、どういう子供時代を過ごしてきたのだろうかと心配になってしまうほど、あの人も、この人も美しい歯並び。

それに対して日本は、とくに昭和生まれだったりすると放置派が多し。そんな日本人とみるにつけ、多くのフランス人は「日本人は皆礼儀正しく、ちゃんと教育を受けているのに、なんで歯並びに関して、あんなに無頓着なのか不思議」と述べます。う~ん、それはそれぞれの審美感覚の違いなんですけどね。

とはいえ、郷に入れば郷に従え、フランスで、歯並びが悪いことで、疑いの目を向けられるのなら尚更、この際、歯列コンプレックスを克服してしてもいいですよね。

神は細部に宿る

心身ともに美しいオーバー45を目指すなら、似合いもしない流行を追いかけ若作りしたり、老いを隠すために厚化粧するよりも、歯、爪、髪、肌のさっぱりと手入れし、着心地の良い数枚の服をきちんと手入れして着こなし、静かな佇まいで粋に過ごしたいなと思います。

神は細部に宿るともいいます。オトナになったら、こだわりどころにもこだわりたいですね。

日本より料金が安い

ネットで日本の大人の歯科矯正料金を調べると相場が60万円から150万円と出てきます。私を含め、パリで歯科矯正をしている友人の料金はだいたい全部込々で5000ユーロ(63万円)弱。フランスの方がお安い印象があります。

フランスでのオトナ歯科矯正のデメリット

フランスだからというデメリットとは思い当たりませんが、急遽日本に完全帰国や別の国に滞在することになりそうな方は、長期滞在する国で治療を始めた方がよいでしょう。

あとは仕事柄見た目がモノを言うのなら、時期を見極めた方がいいし、痛みや違和感も個人差はあるものの、皆無ではないので、時間的・金銭的・精神的・体力的に余裕のある時に始められたらいいですね。

それから注意点はフランスの歯科矯正医は虫歯の治療や歯石取はしてくれないので、普段の歯医者さんでの定期的なメンテナンスは欠かさずに行ってくださいね。

歯科矯正を始める前の私の年代記

親知らず放置で歯列が乱れ始める

’70年代に日本で生まれ育った私の子供時代は、歯科矯正するということはまだまだ珍しいご時世でした。私もそこまで歯並びが悪かったわけではないので、歯科矯正を検討することなく、大人になり、’96年秋の渡仏前に、身体一斉チェックをした際、歯科医に相談したところ、

親知らずは痛むわけではないのなら、無理して抜くことはないですよ~。

との心強い専門家の言葉に、痛みが苦手な私は、安心してスーツケースをひっさげて旅立ったものでした。

ところが在仏が長引くにつれ、親知らずが痛みだしました。むむむ。半年に一度、傷む時はむちゃくちゃ痛くて、眠れないほどになり、結局、3年くらいしてからフランスの歯医者で3本とも抜いてもらいました。

親知らずが痛んでいた間って、やっぱり歯が動いてたんですよね。な~んか、そのころから歯並びが以前よりも気になりだしてきた20代後半の私。そして歯並びの良いフランス人に囲まれて、それまで気になっていなかったガタガタが、なんだかコンプレックスになってきました。

しかし、気になりつつも、年月は流れ。。。

インビザラインとの出会い

それからしばらく経った2009年、私も30代後半になっていました。ある時日本人の友達とお茶を飲む時に、インビザラインを外さなきゃと、かぱっと口の中からなにか透明なものを外し始めました。

ええっ、なにそれ??の私に、透明プラスチック製のマウスピースをプログラムに沿って交換し、歯並びを治していく装置だと説明してくれました。

私は彼女が歯科矯正しているだなんて、全く気付かず、それどころか、歯並びも美しく、いつも歯がピカピカ光ってきれいだなと思っていたくらい。

そのピカピカに光って見えた歯はインビザラインのマウスピースが光ってたんですって。ほほぉ~、歯科矯正もできて、透明マウスピースのお陰で、歯がきれいに見えるだなんて、一石二鳥。

興味あるぅ~、早速やってみよ~!っとインビザラインをしている矯正歯科医をパリで探し、自宅からほど近い歯科矯正医を見つけて行ってみました。

2009年の試みと失敗

当時のメール履歴を見ると、最初のレントゲン代で100ユーロ、その後、その後2年半くらいの矯正期間で必要で毎月230€ほどかかるとのこと。ということは、ざっと30か月として6900ユーロかぁ。期間が延長になったら、その都度毎月230€つづかぁ。うぅぅ、痛い出費。

その矯正歯科医にびブラケットをつけるオーソドックスな矯正の料金も出してもらったけれど、2割安いくらい。

それならやっぱり、インビザラインがいいなと思い、矯正に踏み切ろうと思ったのですが、いい歳こいたオトナなので、公的医療保険対象セキュでは返金にならないのは周知の事実。

ならば任意保険であるミュチュエルに保険の補償額でどれだけ返金があるか確認する過程で挫折しました。お金を払いたくないからか、何度質問してもミュチュエルからは、なんとも曖昧な返事が来るのみ。何度かメールや電話のやり取りをする中、こちらのやる気もそがれて、オトナの歯科矯正チャレンジは頓挫というわけです。敵の思うままか?!

それ以外にも、診察には直接関係ないかもしれないけれど、その診療所、先生とアシスタントの人の雰囲気がピリピリしてて、これから長く通うのに、こんな二人のやり取りを見るのは気がのらないなぁっとも思いました。

というわけで、オトナの歯科矯正チャレンジ2009年秋版は失敗に終わったのでした。じゃんねん。。

ちなみに下のそれは、その時に歯型です。石膏製。

矯正して、だいぶ歯並びがよくなった今みると、こんな歯並びしてたなぁ、懐かしいなぁ。。そしてこんな口腔を曝し歩いていたんだとちょっと恥ずかしくもあります。万年断捨離中の私の人生を一緒に生き抜いてきた歯型です。

インビザライン作成も、今はすべでデータ化してこんな型を造らないので、創成期の産物と言えましょう。恥ずかしいけれどインビザラインの発展を祝して写真アップ。

その後、2016年に再開する話はこちらから続きをどうぞ。

 

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