ボンジュールと書いて、こんにちは!パリに住んで気づけば四半世紀ヒロミシュリンヌです。
手を抜けるところは、徹底的に手を抜きつつも、おさえどころははずしたくない、そんなテキトー料理家のヒロミシュリンヌが、北米で大ヒットをかまし中のインスタントポットをフランスで入手しました。
うれしい~!
年がら年中、日々の断捨離、人生の断捨離中の昨今、新たに買った稀有な電化製品。
嗚呼、うれしいい。
さて、うれしさついでに、早速、
そもそもインスタントポットってなに?
私はインスタで知ったこともあり、当初、インスタグラムとまぜこぜになって、インスタポットって言ってました。大きな間違いです。
そのインスタントポット、日本の公式サイトから引用しますと、
2010年からカナダやアメリカで販売され、2016年には
年間最大の記録的ヒットとなったマルチ電気圧力鍋
「instant Pot (インスタントポット)」がいよいよ日本に登場。食材を入れてボタンを押すだけで美味しくてヘルシーな
料理が誰にでも簡単に作ることが出来ます。さらに火をを使わないから、ほったらかしでも安心。
空いた時間にテレビを見たり読書をしたりなんてことも。
今日から毎日のキッチンライフが変わります。ボタンを押したら、あとはおまかせ
という、白物家電製品。10年前から販売されていて、かれこれ5年前に記録的なヒットを飛ばしたそうですが、私くしつい先日まで、フランスでまったく知らずに過ごしてきましたよ。
存在を知ったのはパリ在の友達がいろいろ作ってインスタにアップしてから。でも、しばらくは、
小さいお子供さん3人いて、大家族には便利なんだろうな~。
とか、
私、圧力鍋でつくった料理、あまり好きじゃないんだよな~。
っと特別興味もわかなかったのですが、ある日の投稿に目に入りました。
むむぅ?!炊飯器代わりになるって?😍
っというところから、目が離せなくなってきました。
そう、ピエールさんちの炊飯器で炊くごはんがおいしくないんですよね。こちらのその写真↓
離婚のときに、前の奥さんが元々一緒につかっていたのを持っていってしまい、代わりに買ってくれたのがこのコアラ付き。
愛がさめると、こんなものでしょうね。。
かくいう私の炊飯器だって、こんなシロモノ。見た目は人のことは言えません。。
96年の渡仏当初、帰国売りで50フランで買ったSANYO製。機能は炊飯のCookと保温のKeepのみでいたってシンプル。白かったであろうプラスチックも経年劣化で黄ばんでる。。でもちゃんとお米炊け、それなりにおいしのです。
当初1年の予定でフランスに来ていた私は、大好きなおいしいフランスのパンを好きなだけ食べる予定で米など食べるつもりは全くなしでしたが、他にものを譲ってもらおうとお邪魔した音楽家の方に、「あなた痩せすぎ!お米食べなさい!!」と半ば強制的に、いや、完全に強引につかまされた炊飯器でした。
そんな経緯で、入手した炊飯器。でも、これがいい仕事してくれ、一緒に過ごして早四半世紀。長い付き合いです。あの音楽家の方には感謝しています。
今の姿を見たら、痩せすぎだなんて思われず、お売りいただけなかったことでしょう。ううう。。
そんな簡易炊飯器を使っている私ですが、このコアラちゃん炊飯器は、あかんの一言。
私はフランスでふだん食べるお米にこだわりはなく、近所の中華スーパーで、でかでかと日の出とアジア言語で書かれるも、アルファベットではSHINODEとなるイタリア生産のジャポニカ種のお米を食べています。
Amazon.frでみたら、1キロ5ユーロするようですが、パリの中華スーパーなら1キロ2ユーロ弱で買えます。
冷えたらチョメチョメなので、おにぎりには向かないけれど、温かいうちに食べたらそれなりにいける。なにより、10キロの大袋で20ユーロしない破格値。日本で買うお米よりも断然安い。米とパスタが主食の思春期の息子の胃袋を埋めるにはもってこいでもある。
さて、前置きが長くなりましたが、そんなコメ事情、炊飯器事情のわが家と我が別宅ピエール宅。
両家同じお米を食べているんだけれど、コアラで炊くと粉っぽい味の上、べたっとしてて食が進まない。
そんな時に現れたのが、前記のインスタントポット。ジャジャ~ン!こんなお顔です。
教えてくれた子だくさんの友達に感謝しつつも、ピエール宅は2人で合計100歳を超える世帯だし、肥満を気にする気はやたら若いが厚生省認証の初老の2人なので、米ばっかり正直食べてられないし。
などと、考えあぐねたものの、このインスタントポットなるもの、1台で7役、すなわち7つの調理法がこの1台で賄えるということで、一石七鳥なら、超お得ですよね。その7つの調理法は
- 圧力
- 煮込む
- 炒める
- 蒸す
- 炊飯
- スロークック
- ヨーグルトメーカー
口コミを読むと、白米炊飯も①圧力で炊くとおいしいそうです。
そして脱白米食、歓迎玄米食を推進している私としては、玄米をまず⑦ヨーグルトメーカーで温め発芽させてから、①の圧力で炊いたら、発芽玄米ができるそうです。すばらしい!ほかにも①と⑦の組み合わせで憧れの納豆生活ができそう。
あ~、夢膨らむ。目はキラキラ、胸はドキドキ✨
インスタントポットをフランスのアマゾンで購入
先に話した友人はアマゾンで売り切れだったので、他のサイトで買ったと言っていました。確かに、品薄な雰囲気があります。なので、欲しいとなったら、在庫切れになる前に購入したほうがよさそうですよ。
日本で購入だとこちら↓
私は運よく在庫があるときだったので、ぽちっとしました。ネットで買い物するとき、今でも毎回ドキドキします。
そして、数日後。。
いよいよインスタントポット到着!
わ~い、届きました!フランスで注文したのはイギリスから届きました。本体表示は英語のみとのことですが、箱は仏語で書いてある面もあり。あまり関係ないけれど。
箱から取り出すと、こんなお姿です。セクスィ~です。
コアラちゃんとサイズを比べると、一回り大きいです。コアラちゃんは3合炊きの小型炊飯器。インスタントポットは5,7Lで大中小の中サイズです。
中年二人家族ですが、中サイズはマストかな。人を招いてお料理を振る舞う機会が多いのなら、この上の8Lでもいいかも?フランスだと小サイズは、あまり料理をしない、ひとりかふたり暮らしかなと思います。
納豆作ると24時間、ヨーグルトも8時間発酵となると、拘束時間が長いので多めに作って、冷蔵や冷凍にした方が効率的とも思います。
インスタントポットのフランス版はMoulinex Cookeo
インスタントポットを買う前に、いろいろ商品を検討して、私の購入したモデルに一番近いフランスメーカーはMoulinex Cookeo のこちらと思います。ちなみにマルチクッカーはフランス語だとMulticuiseur。
サイズはほぼ同じ6 L、6人まで、1台6役だそう。こちらはインスタントポットにはないお料理本がついています。
インスタの1台7役に対して、Cookeoは1台6役。Amazon.frでみつけた機能は
- 蒸す(à la vapeur)
- 炒める(dorer)
- 煮込む(mijoter)
- スロークック(cuir doucement)
- 保温最長1時間半(réchauffer ; fonction maintien au chaud jusqu’à 1h30)
5個しかないじゃん。。
公式サイトをみても同様。6つ目ってなんだったのでしょう。
インスタントポットにあって、Cookeoにない機能は、
- 炊飯
- ヨーグルトメーカー
- 1時間半以上の保温
- 内鍋の持ち手
上記2つはむっちゃ大事じゃん。。というか、そのために買うようなものです。
あと、好みの問題ですが、私はMoulinexのデザイン全般が好きではありません。プラスチックの色は原色ポップなのは好きですが、火星人ぽいというかあの妙な丸みが、フランスの家電メーカーぽさ丸出しでねぇ。。機能で勝負しています!的なドイツっぽさや、ステンレス製だったりする方が、清潔そうだし、なにより「今日も料理はじょうずに作れそう!」って気にさせてくれるから好きです。
こちらでフランス人グルメ系YoutuberのJBさんが、インスタントポットとCookeoを比較してくれています。自分のインスタントポットとママのCookeoを比較してくれています。
インスタントポットのデメリット
角ばったデザインや、重さや、材質は好きですが、唯一、好きではないとこを上げるとすると、そのロゴ。ちょっと野暮ったく感じます。
大したことではないので、デメリットと言っては気の毒でしょう。でも鍋の持ち手がないのも最初は不便かなと思いましたが、使ってみると気にならない程度です。
結局のところ、オススメはズバリ
価格的にも、機能的にも勝るインスタントポットに軍配をあげさせていただきます。
いや、まじ、買って損はない!って届いたばかりでも、そう思います。
これから、いろいろ実験、実食していきま~す。
次は基本中の基本、白いごはんに挑戦してみたいと思います。
お楽しみに!って私が一番楽しみにしていますね。